「そう!っ~俺がバカなだけ。好きなのに緊張して冷たくして…」



「わ、私も!」



「咲菜?」



「私もね、佑樹くんがすっごく好き!だけど佑樹くんはかっこいいし、私とは釣り合わないって思って…」



それで自分に自信なくしちゃって。



女の子と遊んでほしくなかったけど、女の子達はみんなキレイで。



私は何も言えなかったんだ。



「よかった…。佑樹くんも私と同じだったんだね!」



嫌われてなくてよかった。


嫌われてたら、私泣いちゃってたよ…。



「…佑樹くん?」



ぎゅぅっと抱きしめてくる。



さっき痛いと言ったからか、その力はさっきよりは弱めにしてくれてる。



私の肩に顔を埋め、1つため息をつくと、耳元で呟いた。



「もう一度、俺の彼女になってくれませんか?」



それは魔法の言葉。



私を笑顔にする優しい言葉。



「はい!」



もう何があっても離れない。



END