しばらくして…
「………はぁ…はぁ……あ…あの…っ!
本当にもうやめてくださいね!?」
僕は息を整えながら二人に言った。
店の中は、ぐちゃぐちゃで…
まるで、店の中に台風が現れた後みたいな感じだった。
二人は、もちろん…
僕までも、ボロボロだった。
「……………すみません…
僕としたことが…
お客様の前でとんだ失礼を…」
「あはは…
もう…いいですよ…」
コランさんは、やっと自分がしたことが分かったのか反省して、僕に頭を下げて謝ってきた。
「…………ちっ…」
もう一人の確か…
カーラって人は、舌打ちして僕らと顔を合わせないようにしていた。
「カーラ。
お客様の手当てをしてあげてください。
僕は、店の中を元通りにしますから。」
「……………ちっ…
仕方ねぇな…
ほら、手を出せよ。」
「……えっ…!?
あぁ、はい…!」
カーラさんは、舌打ちしながら…
僕の手を掴んで治してくれた。



