「さぁ、早く願いを言え。
こんな優しい顔をしているが…
本当は、悪魔なコランさんが願いを叶えてくれるってよ~」
「い、嫌だよ…!
悪魔に願いを叶えてもらうなんて!
絶対に何か…
あっ!魂でしょう!?
僕の魂と取引でしょう!?」
悪魔と言ったら取引…
悪魔は、魂だよね!?
「あらら~
コラン。フラれちゃったね~?」
「貴方が僕の正体をバラすからでしょう!
人間は悪魔と知ったら…
簡単に取引してくれません!
ちっ…!
後で覚えていてくださいね、コラン。」
「あ?やんのか、コラ」
「えぇ。
悪魔が天使に劣らないところを見せてあげますよ。」
「いやいや!やめてーーー!!
僕の前で喧嘩しないでーー!!
僕、絶対に巻き込まれるでしょう!?」
僕は、二人を止めるのに必死だった。
なんで僕…
こんなことしてるんだろ……



