「あ、あの…すみません…!

店を間違えました…!」


僕は、出来る限りの言い訳をして…

店から離れようとしたら…


「待ってください。

貴方には、何か叶えて欲しい願いはないのですか…?」


白い髪の優しそうな男の人が…

僕の腕を掴んで止めてきた。


や、ヤバイ…

これって、もしかして…


新手の詐欺とか勧誘…!?


「いやいや、ないです!」


この場から逃げないと…!


「おい、コラン。

そいつ、お前を怖がっているぞ。


離してやれよ。」


不良さんがソファに座ったまま…

僕の腕を掴んでいる…コラン…?て人に話しかけていた。


「僕がですか…?

貴方ならともかく…


僕が怖がれるなんてないですよ。」


「なんだよ、俺ならともかくって…!

お前も十分怖ぇよ!」


いや、どちらも怖いです!

早く帰らせてー!