「俺がお前に願いを叶える条件がある。

それを叶えるには、お前が俺を信じることだ。


俺 ( 天使 ) は信じてもらわねぇと願いは叶えられない。

だから、俺を信じろ。」


「し、信じる……?

カーラさんを……?」


カーラさんを信じる…

たった数時間、話しただけの人を…


信じるなんて…


「出来ませんよね?


僕なら、絶対に…

カーラを信じることなんて出来ないですよ。」


コランさんは、俺の心を読んだのか…

カーラさんを馬鹿にしたような言い方でクスクス笑っていた。


「………信じることが出来ないなら…

俺を頼れ


それも無理なら…

俺は、お前の願いを叶えることは出来ねぇぞ。」


カーラさんは、コランさんの言葉を気にしてないのか、僕を真面目な顔で見てきた。


カーラさんを信じることは無理かもしれない…

でも…!


頼るなら…


「お願いします!カーラさん!

僕の願いを叶えてください!!」


僕がそう言ったら…


「おう。」


カーラさんが僕を頭に手を置いて返事をした。


すると、目の前がいきなり光だし…

まるで僕は、光の中に吸い込まれる感じだった。