「お、俺…っ!
大丈夫ですから!
天使や悪魔とかに叶えてもらうほどのことじゃないですから…
俺、一人で解決しますよ。」
正直、ここから早く出たい!
帰りたい!帰らせてください!
「………フッ…
出来ないから、僕たちが叶えてあげると言っているんですよ?」
「………えっ…!?」
コランさんは、クスッと鼻で笑った。
「ど、どういう意味ですか……?」
出来ないって…
藍に会えないって…
どういうこと………
「……………ちっ…」
カーラさんが不安そうな僕の顔を見て…
舌打ちをして、コランさんを睨んだ。
「…………おい。
俺が特別にお前の願いを叶えてやるよ。」
「…………えっ…?
えぇーー!! 本当ですか…っ!?」
カーラさんは、怖い顔をしながらも…
僕の願いを叶えてやると言ってきた。
「み、見返りは……?」
「……そんなんいらねぇよ。
ただし、面倒は起こすなよ。」
面倒………?
どういうことだ…?
まあ、いっか…!
見返りなしで叶えてくれるんだから…!



