「あるのですよね…?
それは…
藍さんという彼女に会って謝ることですよね…?」
「…えっ…!?
なんで知って……」
な、なんでコランさんが…
そんなこと知ってるの…!?
「コイツは、人の心が読めるんだよ。
いや、違うか~?
悪魔は、全員…人の心が読めるよな~?
人の心を覗き、甘い言葉で誘惑する。
プライバシーの侵害だよな、まったく~」
カーラさんは、コランさんを馬鹿にしたように言っていた。
「よく、プライバシーの侵害なんて言葉知っていましたね…?
人間が作ったやつですよね?
人間が大っ嫌いなカーラが…
そんなのよく知っていましたね?」
コランさんは、言葉で反撃するように…
クスッと笑ってカーラさんに言っていた。
「ちょ、ちょっとちょっと!
もう、喧嘩はやめてくださいよ…!?」
また、喧嘩されたら…
今度こそ、僕…
巻き添えで、死んじゃうかもしれない…!



