「……は……はい…!」


だ、ダメだダメだ!

危うく騙されるとこだった。


あんな悲しい顔をしても…

相手は悪魔だ!


契約したら終わりだ!


「心太さんは、それで本当にいいんですか…?

貴方には、叶えて欲しい願いはないんですか…?」


「叶えて欲しい願い……」


ある…

そりぁ、あるよ…


藍に、もう一度会って謝りたい…!


でも、悪魔と取引するレベルじゃない!


藍とは、連絡つかないけど…

悪魔に頼らなくても何とかなるはずだ!