「あたしは柚衣が草壁君と付き合って、野乃葉が中園君と付き合うのが一番だと思うな」



さすが沙耶ちゃん、合理的な考え方をする。






「で、本人としてはどうするのさ」


「昨夜、ずっと考えてたんだけど、琉生には悪いけどやっぱり草壁君は忘れられないよ」


「よし、決定! これからは柚衣の応援とともに野乃葉の応援もしよう」


「わたしはいいよ〜」





なんか昨日悩んでたのがバカみたい。






私たちは大笑いをしながら学校へと向かった。