告白作戦っ!

「あれ? 野乃葉がいない」



突然、沙耶ちゃんが言い出した。




「さっきまで、あたしと一緒にいたのに」


「私が沙耶ちゃんたちに気付いた時にはいなかったよ」





どうしたんだろう。






私たちは野乃葉ちゃんを捜すことにした。




この公園は結構広い。




5分ほど探すと琉生の声がした。



「いたぞ、噴水の前だ」






野乃葉ちゃんは噴水の前のベンチに一人で座り泣いていた。