告白作戦っ!

「おい、同じ方向に乗るなよ。バランスが悪いじゃねえか」




声の方を見ると、野乃葉ちゃんが琉生にぴったりくっついて乗っている。






ちょっぴり羨ましい気も・・・



ってなに考えてんだ私??





「あの二人すっかり仲良しだね」


「うん、ちょっとビックリ」


「彼氏を取られて大丈夫?」


「彼氏じゃないって!」



・・・草壁君に大きな声出しちゃった。





「ごめんなさい。急に大きな声出して」


「そんなこと気にしなくていいよ」


「でも草壁君に嫌われたくないし」


「嫌われるも何も僕たち友達同士じゃないか」