「仕方ない。中園君と野乃葉は一緒に乗りなさい。そうなると、草壁君と柚衣が一緒ね。で私が一人っと」


「一人じゃかわいそうだから僕たちいっしょに乗ろうよ」




草壁君の優しい余計な一言。






「私は一人で乗るのが好きなの」




沙耶ちゃん、ありがとう。




私のために・・・一人でコーヒーカップって虚しいよね。





「さあ、早く乗って乗って」



沙耶ちゃんは私たちをせかす。