告白作戦っ!

「これがどうしたんだ?」


「さっき『持ってやるに決まってるだろう』って言ってたじゃん」


「それは可愛い女の子の話だろ?」


「・・・」



私は琉生の足を蹴る。



「痛っ!!何すんだよ!!!!」


「・・・とにかく持ってよ」




私は無理矢理、琉生にバッグを渡す。






「いったい何人分作ったんだ」


「え〜と、5人分?」



私は曖昧な返事をするとともに一抹の不安が胸をよぎる。



確かに弁当にしては多すぎるような・・・