*365日*

 「水無瀬祐君、だよね?」

 ちょっと緊張しながらも声をかけると、

 「うん・・・・・・。」

 と頷いた。

 ちょっと人見知りっぽかった。

 「じゃあ、霧島さん。よろしくね。」
 
 美南先生に「はい。」と返事をした。

 「じゃあ行こう。ちょっと教室まで遠いけど大丈夫かな?ゆっくり行こう!」

 ちょっと明るめに言ったら、緊張もほぐれた。