*365日*

 「読めたかな?」

 「先生ー。」

 夏生が手を挙げた。

 「ん?どうした?」

 「当たり前のこと書きすぎー。」

 クラスの皆が一斉に笑った。

 「そーだよ先生ー!」
 「しんちゃん面白ーっ!」
 「心配性だなぁーっ。」
 「4、5あたりなんて絶対ありえない。」
 「俺らのこと信じてよー、もー。」
 「そーそーっ!」

 ヤバい、お腹いたーい!と笑うクラスの皆に先生も笑った。

 「よかった。言わなくても皆わかって暮れてたのかー。」