Spica~星の魔法~





「拓音もチョコレートどうぞ!」


「チョコ…?あー…ありがとう。でも俺の分、音虎にあげて」


「お前いいヤツ~!」



「あぁ、そうか?(笑)鈴音、行こうか?」



「そうだね!リオ、オトコ先帰ってていいよ」



「うん、了解!」


リオが手を振って送ってくれた。すると、教室を出ると見知らぬ男子生徒が立っていた。


「あの、誰かお探しですか?」



「お前後輩だろ?なんか用事でもあるのか?」



「そ、そのっ…木ノ宮先輩っ…ずっと好きでしたっ//付き合って下さい//」



「えっ、あっ、ごめんね?気持ちだけ受け取っておくよ」



「はい…では、さようならっ」


「何だアイツ。たち悪いな…。…つく」


「えっ?ごめん、最後聞き取れなかった」



「何でもねーよ、行こう」