迷い羊に連れられて

今俺の隣にいる女性、麻美は俺の過去唯一の元カノで、大学時代に付き合ってた。

しかし、大して勉強しなかった俺が教員採用試験に受かり、一生懸命勉強した麻美が落ちてしまい、そこから関係がギクシャクして別れた。



「...あの時はごめん。教採受かったとき、麻美の気持ちも考えずに浮かれてて。」



麻美は驚いた表情を見せた。


ずっと謝りたかった。

喧嘩したときにすぐに謝れば良かったのに、お互い少し頑固なところがあったから、ねじまげるのが嫌だった。



「いいの。あの時孝一が言ってたとおり、運もあるよね。私の方こそ、素直に受け止められなくてごめんね。」