後ろを振り向いた途端、安藤先生が抱きついてきた。



「年上は嫌だ...?」



これは告白と受け取っていいのか......?

まさか恋愛感情として好きだったとは。

というか、先日まで違う男性と付き合っていたんじゃなかったんですか!?



「嫌ではないです......けど、安藤先生とは付き合うことはできません。」



そうはっきり言った。

何も返事をせず、安藤先生は俺から離れて先に歩きだした。



「若い女の子相手に授業してたら、1人くらいは好きな子できるでしょ?でも高宮先生、それは駄目だよ。」



安藤先生が夜空を見上げながら呟いた。