迷い羊に連れられて

「分かりました。ただ、バレずに付き合うというのは難しいですよね?」

「そりゃそうよ。私だって夜にこっそり会う程度だったのに、私の顔知ってる同級生が近くでバイトしてたらしくて、バレたんだから。」



現実味がありすぎて恐ろしいです、安藤先生。



「そんな深刻な顔しないでよ。ほら、私生徒会入ってて顔知られているのもあったからよ。」

「でも、一度でも見つかればもうおしまいですよね。」

「そうね。だけど、なんとなく高宮先生と野々瀬さんは上手くいく気がするわ。だって高宮先生真面目すぎるんだもの。」

少し笑いながら安藤先生は言ってくれた。

「ありがとうございます。」



夜空に浮かぶ星がいつもより明るく、多く感じた。