迷い羊に連れられて

「!?」



目の前にいるお兄さんは高宮先生とそっくりだった。

一瞬目が合ったが、すぐに逸らされてしまった。



「こっちが俺の兄ちゃんで、この方が兄ちゃんの彼女。」

「俺の弟、わがままだけど守ってあげてください。」



お兄さんが丁寧に挨拶をしてくれた。

やっぱりただのそっくりさんだ。

まさか裕太さんのお兄さんが高宮先生なわけがない。

まず苗字だって違うし。