来ました、月曜日。
今日も遅刻してないよ。
遅刻どころか、8時前には学校についたよ。
えっへん。
だって彼方に朝一で、それに声に出して謝りたかったんだもん。
きっと、まだ舞衣ちゃんも図書室に来てないよね。
鍵、は…。
まあ、何とかなるでしょ。


図書室、到着。

ガラリ。

…わーお。
図書室、開いてる。
まずいよ。
舞衣ちゃんいたら私が早く学校に来た意味ないじゃん。
そう思ってカウンターを見る。

…舞衣ちゃん、いない。
鍵のかけ忘れ?
ま、いっか。結果オーライだ。
彼方、いつものところにいるかな?
怒ってないかな?
ちょっと不安。
だけど、言わなきゃ。
早くいつもの窓際の一番うしろの席に行こう。