青い空を見上げると、心とは裏腹の快晴。 “もうやめちまえ。” 心の底から、そんな声が聞こえた気がした。 さっきの野並さんの言葉が蘇る。 “『どうしても、ももじゃなきゃダメなの…?』” 俺だってそう思う。 でも、心が言うことを聞かない。 それを物語るように全ての景色、物が伏見へと繋がっていく。 何を見ても、伏見を想う。 「何で、こんなに…」 上を向いたまま、声を絞りだす。