タイガーハート



『今日一緒に帰らない?』

伏見が首を傾げるのと同時にポニーテールが揺れる。

「そうだな」

答えると、伏見が目を丸くする。

「どうした?」

『な、なんか!小虎からそんな反応返ってくるの、意外で…

あたし、ちゃんと彼女なんだなって!』


そういうと、伏見が笑う。
胸が狭くなる。


触れたい、と思った。
空いている方の手を伸ばして、綺麗なポニーテールに触れる。

「似合うね、これ」


伏見は固まっている。





『こ、とら』

みるみるうちに伏見の顔が赤くなり、そのままうつむく。


『また、してくる。』


うつむいたまま彼女はつぶやいた。