「俺は死んでるのかよ…はぁ、真弓は俺の一番だよ?それに他に彼女いないし。」

(真弓に他の男がいるなんて考えたくもないし知りたくもない)


自信がないのにも程かあるわたしが

佐藤くんがこんなこと思ってるなんて知る良しもない



佐藤くんはさっきよりも強めに私を抱きしめる

少し苦しい…



「いいい一番なんて滅相もない!!!わたしなんかよりもかわいい子いるよ!?ほら、隣のクラスの田辺さんとか、佐藤くんととっても似合ってるし!!!やっぱり、おかしいよ!?」

好きな人にこんなこと言うのは心苦しいし、傷つくけど、やっぱり変だよね、こんなかっこいい人がわたしの彼氏だなんて


あんなに憧れてた人なんだもん

もしかしたら、夢と現実がごっちゃになってるのかもしれないしね!!