「別れよう」 帰ってきて、携帯を開いたら届いていたメール。 彼氏の中居信からのメールだった。 あたまに?マークしか無かった。 ―なんで? 来年のお祭り一緒に行こうって約束したじゃん。 香織のこと、世界で一番好きって。 「泣かれるのが嫌だ」 ―どういうこと? 人間なんだから、泣いていいじゃん。 わた私の心の中が、どろどろしてきた。 こうして、私、門脇香織は初めての彼氏と別れた。