叶葉さんが食べていたものを飲み込みぽつりと話し出した。
「遥香ちゃんが嫌じゃなかったらでいいんだけど、私の買い物に付き合ってくれない?」
「買い物ですか?」
「うん、いつもは洸希と行くんだけど今日は遥香ちゃんと行きたいなって」
「そうですね....お誘いはうれしいんですが今日はやめておきます。」
「そっか、それならまた誘うわね」
「はい、お気遣いありがとうございます。」
叶葉さんは笑顔で首を横にふってくれた
そのあとは食べながら叶葉さんが世間話をしてくれて気が付いたら2時間がたっていた。
「それじゃあ私はそろそろ出かけようかな」
「ありがとうございました。」
「ううん、気にないで私が勝手にやりたくてやったことなんだから」
「日持ちしそうなゼリーとかはおいていくけどいい?」
「はい、本当にありがとうございます。」
「明日の終業式にはいくの?」
玄関で靴を履きながら叶葉さんが私に尋ねる
「そうですね、そのつもりです」
そう答えるとニコリと笑って拓哉君たちにもよろしくと言って私の家を後にした。
