「そうなんだね」

「ちらっと聞いたらもう”孫みたい”な存在なんだってよ。だからそんな子達からお金なんて取れないって、庭園のおかげで何十倍も売上が増えてそれでも感謝しきれないのにって」

”孫みたい”か.......
ほんとの祖父とは大違いだな.....。

お店を後にして車に乗り込む

「そういえば洸希、場所って知ってるの?」

「いや、その日は拓哉さんが車を出して5人で行ったらしいから俺は後から場所知った感じだな」

その場所につくまではお互い無言で静かな車内だった。
「着いたぞ」

うたた寝してたみたいで窓の外をみるともう暗かった。
「ごめん、寝ちゃってたみたい」

「もう、グッスリな 昨日寝れてなかったんだろ?」

「正直寝たってより泣きつかれて寝落ちしたみたいな?」

「まぁ今日、目が腫れてるもんな。」

「ばれてる?これでも冷やしてきたんだけどな」
洸希にはバレバレみたいだ。

車から降りると風がすごく冷たかった。

「ここから先は車じゃいけないから、階段上るから」

「わかった。」
暗いから気をつけろよっと先導をしてくれる
けっこうな階段数を上り息が切れるころには頂上に着いた。

「ここだよ」
屋根がある休憩所みたいなのがポツンとあってあとは広い広場みたいなところだった。