「え、私わがまま言ってんの?」
「違う、違う。ここに来たら結構な頻度で天丼食べてるんだけどそんな時季代さんが大好物だけ乗った天丼の方がもっと美味しくない?って相談した時から遥香が本当に好きな具材の天丼になったんだよ。その方がお互いハッピーでしょ?ってね。」
「そうなんだ、ごめん覚えてないや。」
「ゆっくり1つずつ思い出していけばいいよ。」
冷めないうちに食べようぜ~と食べだす洸希、私もそれを見て目の前のお味噌汁を手に取る。
味わって一口飲む。
じんわりと体に沁みる思わず笑顔になる。
「うまいだろ?」
自分が作ったみたいに言う洸希を睨みつつ天丼を味わう。
天ぷらはサクッとしていて海老のおいしさがジワッと口の中に広がる。
私も洸希も静かに黙々と食べる。
おなか一杯食べたところでまたメニューをゆっくり見る。
和食定食から一品料理までどれもほんとに美味しそうで一度全部制覇したくなる
メニューの甘未のページを見る
わらびもち、あんみつ、ぜんざいとザ・定番の甘未があり好きな組み合わせをできるようだ。
なので私はあんみつに白玉と抹茶アイスと生クリームを足した盛りで注文した。
「季代さんは私が記憶ない事知ってるの?」
「知らないと思うよ、入院してたことも知らないんじゃないかな?」
「そっか、なら余計な心配かけない方がいいのかな。」
「遥香のしたいようにしたらいいと思うよ」
