そんな遥香を見て夏惟をギロット睨みつける拓哉。
そんな夏惟はと言うと両手を挙げて”降参ポーズ”をしている。
「ねえ、聞いてる?こ~れ全然美味しくないんですけど~」
もう完全に酔っぱらいの典型的な絡みをする遥香。
「ねぇはる、そろそろ自分の家に帰って寝ない?」
「嫌~まだみんなといるもん。」
フンっと効果音が付きそうなくらい可愛く拗ねる遥香。
「夏惟~これはもういらないから美味しいの作って!口直ししたい‼」
「いいよ。」
そう言いながら席を立つ夏惟
その後を追う拓哉。
キッチンに入り作り出そうとする夏惟に拓哉が聞く
「おい、まだ飲ませるの?」
「もういっそここで潰れてもらった方が楽だと思うけど?
どうせ帰りたくないとか、まだいるとか駄々こねるの見えてるし」
さっきの遥香の反応を見る限り確かにその方が早い気がする。
「もうジュース渡したってバレねーんじゃね?」
「バレなそうだけどそれは俺が面白くないから少しは入れるよ?」
完成したのは一見オレンジジュースに見えるが....
キッチンから出て遥香に渡す
「はい、これは美味しいよ」
「んー、これジュースじゃん!いや‼お酒がいいー」
「これは”ファジーネーブル”だよピーチリキュールとオレンジジュースを割ったものだから匂いはオレンジジュースかもしれないけどお酒は入ってるよ」
