「いや、そうじゃなくて」

「???」

拓哉の説明が下手で剛になかなか伝わらない。夏惟が携帯を奪い取って話し始める

「もしもし剛?」

「あ、はい!」

「あのさ正月、走りと銭湯以外にお前ら用なんかある?」

「いや、ないっすね。多分倉庫で騒ぎたい奴が集つまる感じっすかね。なんかありますか?」

「いや、お前ら全員は難しんだろうけどよ仲良いメンバーでどっか行ったりしねーのかなって思って」

「いや、なんだかんだ倉庫が落ち着くんすよね!それに外でなにかやらかしたら拓哉さん達に迷惑かかるんで人多そうな時は行かねーっす!てか、夏惟さん達はどっか行かねーんすか?」

「だってよ?」
ミュートにして拓哉にそう言う夏惟
携帯では剛が「もしもーし?あれ?夏惟さん?」と突然聞こえなくなったので剛が騒ぎ立てる


「ん。」
夏惟から携帯をまた受け取ると
ミュートを解除して出る


「もしもーし?あれ?こっち聞こえてないんすけど夏惟さん聞こえますか?かけ直した方がいいっすか?」

「剛わりーな、聞こえてるわ」

「あ、拓哉さんっすか?良かったっす急に聞こえなくなっちゃってすみませんでした。」

こっちが勝手にミュートにしたのに謝る剛。