「いや、でも.......。」
剛も無傷といかずところどころ生々しい傷が見える。
「いや、俺等は拓哉さん達を手当てなんかできませんよ?拓哉さん達同士でさせるんすか?」
私の事を”ありえない”といった顔で私を見る剛。
でも、そう思ってるのは剛だけじゃないようで周りを見ると話を聞いていた
数名の下っ端君達も剛と同じ顔をしていた。
話の流れ的にどうも私が可笑しいようなので大人しく剛の言う道りにすることにした。
「みんなでそんな顔で見ないでよ.......。わかったから....。」
大人しくその場から立ち上がると階段を登り始めるとみんなまた手当てに戻っていた。
ガチャ。
幹部室のドアを開けるとそこには......
上半身裸の4人がいた。
「.............。」
「あー、ごめんね?手当てするのにこっちの方が楽だから」
「いやお前、そこはキャーっていう所じゃねーのかよ」
「あんま見ないで、僕今そんなに腹筋割れてないから....」
「ふふっ。固まってるんじゃないですかね?」
「ううん、見惚れんの」
「はぁ?」
「いやー、みんな鍛えてるんだなって思って。イケメンの鍛えてる身体ほど格好いいものはないね....。」
皆、腹筋がわれていて特に
岳人が一番きれいにシックスパックに割れていた。