「ドカッッ。」
「バキッッ‼」

凄まじい殴り合いの音があちこちから聞こえる。
人数差は圧倒的に紫虎の方が多いいが戦力差は大差ないのが分かる。

鉄パイプや武器を持った下っ端2、3人に対して1人で対抗する雷獣の下っ端。
素手で戦わない卑怯な奴らに怯むことなく戦い続けている。

岳人は怒りが爆発したように次から次へと殴りかかってくる下っ端を真正面から受け殴り返している。

風翔は身のこなしが軽くよけながら殴り返している、いつもからは考えられないくらいの威力だ。

夏惟はさっき手を振っていた男、遠藤とやり合っていた。
遠藤は武器など持たずタイマンだった。
流石、副総長なだけあるか互角どころか夏惟が少し押されていた。

「っっ..........バキッ。」

「っっ....あれ?....そんなもん?まぁ、君幹部だしね....ドカッ。」
お互い殴っては殴り返し。
遠藤は口を切ったのか端からツーっと血が流れている。
夏惟は頬にもろに食らったのかすでに頬が腫れていて整っている顔が台無しだ。
それでも2人はやめることなく殴り合う。

「.......はぁはぁ、そろそろ降参した方がいいんじゃねーの?お前の殴りなんて聞かねーよ‼ガスっ。」

「っっつ.....ゲホッ。はぁはぁ。やめねーよ‼お前らを潰さなきゃ遥香が安心出来ねーだろ‼ボコッ バコッ。」

お互い一歩も譲らない殴り合いの中一際目立つのは
殴り合いもせず真ん中でお互いを睨みつけている2人。