そのまま静かな時間が過ぎる。
19時になり拓哉が席を立つ、私も続いて席を立つ。
隣の部屋の扉を拓哉が開ける。
私も続いて入る
シーンとする部屋私はベットに座り込む
「じゃあ、俺たちは行くね。」
「うん、気を付けてね。」
部屋を去る拓哉の背中に”行ってほしくない”と思って
駆け寄り思わず背中に抱き着く。
「.......はる。」
「.......ごめん、少しだけこのままでいさせて。」
そう言ったらお腹に回った手にそっと手を合わせてぎゅっと握ってくれた。
「必ず帰ってくる、待ってて。ちゃんと鍵閉めてね。」
その問いにこくんと頷く。
ぎゅとしている私の手をそっと外す拓哉。
振り向き私の頭をポンポンとするとそのまま黙って出て行った。
バタン。
ドアの音だけがやけに響いた。
