夏惟が仲裁に入ってくれた。
「俺も遥香がその場に行くことは賛成できないよ。」

「俺も反対。」
拓哉に続いて夏惟も岳人も反対する。

「確かに私は喧嘩もできないし1人で自分を守ることもできないけどみんなの傍に居て応援することはできる、誰かが怪我をしたら手当だってできる。何もできないわけじゃない。」

「それでも連れてはいけない。わかってくれ。」

何を言っても拓哉達の返事は変わらない。

「じゃ、せめて倉庫で待たせて。無事に4人、ここに帰ってきて。」

「......。下のやつらも含めて全員連れて行く、ここには無人になるからここへも残しておけない。」

「じゃあ、私は1人何もできずに家で待っていればいいの?」

「家が一番安全なんだ。」

「........まぁ遥香の気持ちも拓哉の気持ちも分かる。ここじゃなくて鍵がかかる隣の部屋ならいいんじゃないですか?」

「遥香専用の仮眠室か。確かに内側から鍵かけられるし幹部室で待ってもらうよりかは安全だな。」

「僕も帰ってきたすぐ遥香に会えるなら賛成。」

「......はぁ、わかった。でも俺達が帰ってくるまで絶対に開けないで。紫虎のやつがここに来ないって必ずの保証はないから。」

「分かった。ありがとう。」