「はい、送信っと。遥香さんまだ起きてないみたいだからお前らさっさと掃除しちまえ、んで帰るぞ。」

「「「「「うっす。」」」」」

「叶葉、掃除の仕方教えてやって?」

「じゃ、半分に分かれて片方は男湯、もう片方は女湯ね」
女湯と聞いて盛り上がる下っ端君達。
じゃんけんで決めようと意気込んでいるところに叶葉が言う。

「あの、盛り上がってるところ申し訳ないけど....。うちの銭湯、毎月さ男湯、女湯の場所交換してるからそんなじゃんけん意味ないと思うけど....。」

「らしいから、はいお前からこっちね。叶葉の話きいてピカピカにしろよ~」

「「「「「「ういーっす。」」」」」」

その後叶葉からに指示をもらって掃除を始める下っ端君達。

「下っ端君達が黒髪にしたのって遥香ちゃんの為?」
洸希と2人で風呂場を掃除している下っ端君達を見ながら聞く。

「そう。」

「如月君、遥香ちゃんに説明するの??」

「......。遥香さん槇口に会ったんだ。」

「えぇ!?、それ大丈夫だったの??」
叶葉が不安そうな顔をして聞く。

「ダメだった....。」
洸希が右手を握りしめながら言う。

「ま、さか....。」

「あぁ、拓哉さん達と過ごした中で一番最悪な思い出を1番最初に思い出しちまったみたいだ....。」