「ぶはっ、洸希そのこと話してなかったの?相変わらず性格悪いな~」
お腹を抱えて笑う叶葉さん。

「あれ?話してなかったっけ??で、どうする??」
どうすると言われても他のプランはなかったし....。

「ここ借ります、掃除もします。」
不服そうに洸希さんに言うと思惑通りみたいで相変わらずにやにやしていた。

「んじゃ、よろしくな~」
終わるころまた来るわ、と洸希さんは出ていく。

「んじゃ私は受付のとこいるから好きにして。」

「「「「「あざーす!!!!」」」」」

全員で上半身裸になりながら交代で髪を染めだす。

「ちゃんとむらなく染めろよ~」
「おい!背中にわざと垂らすなよ!」
「バカ、おまえ顔にはやるなし!ふざけんな!」

結局バタバタと追いかけまわしたりしたので床にはぽたぽたと黒染めの液が垂れていて先にレジャーシートを敷いてくれた叶葉さんに感謝したみんなだった。

30分置いた後みんなで一斉にシャワーしようと思ったが誰一人シャンプーなど持ってきてないことに気付いたが全員服を脱いだ後.....。
仕方なく剛が腰にタオルを巻きながら叶葉に聞くことにした。

「あの~、叶葉さんいますか?」
のれんから顔だけだし叶葉を呼ぶ

「ん?なに?」
漫画から目を話して話を聞く

「俺達全員シャンプーとか持ってきてなくて.....お店のあったりしますか???」

「携帯用のシャンプーならあるけど?」
1つ200円と言う叶葉さん

「え~っと....。」
一人1つだとしても20必要だけどそんなにあるのか?
やっぱり服を犠牲にして買いに行くしかないのか.....。
なんて思ってたらクスクスと声が聞こえる