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総長が上に戻った後話し合う下っ端達。

「剛、どうすんだ」

「俺、遥香さん好きなんだよ。」

「え?突然の告白か!?」

「ちげーよ!俺は先代に助けてもらってから雷獣にいて最年少だったこともあったからメンバーにも先代にもかわいがってもらってたんだよ。でも先代の連れて来る女はみんなそれが気に食わなかったんだよ、自分が1番じゃないから....。

でも、遥香さんはそうじゃねー。あの人は俺達のこの空間を壊さないようにしてくれてる。下っ端だからって見下したりしねーし、俺が下っ端のリーダーって知った時も”努力したんだね”って言ってくれた。

あの人は優しくて、ここにいる俺達全員を差別なく見てくれてる気がすんだ。

だから最後ならなおさら遥香さんに嫌な思いなんかしてほしくねーだよ。」

剛がそう話すとシーンとなりぽつぽつと話し出す。

「俺もこんな顔でスイーツ好きとか馬鹿にされるのわかってっから遠くのケーキ屋に買いに行った時にばったり店の中で遥香さんに会った時にあの人第一声が”隆さん?だっけ?間違ってたらごめんなさい、ここよく来るの?”って

俺の名前覚えてるなんて思ってなかったし、鼻で笑わねーのかよって思った。」

俺もそうだ、俺もと次々と声が聞こえる。

「んじゃー、お前らの出来ること1つあるんじゃねーの?」

声がする方を見ると煙草を吸っていた洸希さんだった。

「洸希さん‼」

「お前ら拓哉さんに”約束”したんじゃねーの?」

「「「「「「あっ。」」」」」」

洸希の一言を聞くと思い出したのかバタバタとかたずけを始めるみんな。