「かりん帰ろう〜?」

「あ、うん!」

「どっかよってく??」

「近くにクレープ屋さんできたらしいよぉ?」

「行ってみる??」

「うん!!」

香凜も私も甘いもの大好きで中学の帰りもよく寄り道してたんだ

「あ!!遥陽や!!!」

げ、また会っちゃった…

「あ、ども〜」

「ははっ!笑もしかして俺嫌われとるん??」

「いや、別に…」

「これからどっか行くん??」

「あー、」

「クレープ食べに行くんです!!」

「ちょ、かりん!!!」

「クレープ?いいねえ!ね、俺らも一緒に行ってええか?」

「え、え、え、」

「イイですよ〜?」

「ちょ!!かりん!!!!」

「ほな、行こか〜♫」

最悪!!!

このかりんめ!恨むぞおい!!

「??? どーしたの?」

「かりんのばか」

「え?なに?聞こえなかったよぉ?」

なんて言うか〜。

この人たち嫌いじゃないんだけど

んー、苦手?

こーゆー雰囲気の人って

周りを引き込む感じ?

それ、ちょっと苦手。

「ん?遥陽〜、はよ、行こや〜」

はぁー。

ってかさっきから喋ってないし

お隣さん。

名前なんだっけ?

んー、

ま、いっか。