『しつこいよ』 ……っ……。 後頭部を、金属バットでなぐられたような感覚。 『……っあ……い?』 『そういうところが嫌いなの。もう、こないで』 そんな愛生なん、みたことないで……? 顔をふにゃってしてかわいい笑顔で笑う、いつもの愛生はどうしたん? 『なぁっ……なんでよ……』 『嫌いになったの!それだけ』 そう言うて愛生は、家のなかにはいってった。