私があがると、ハルは卵焼きを作っていた。 「えー、ハル、上手。卵焼き?」 ハルはちょっと、自慢げな顔をした。 「俺の卵焼きはうまいぞ。あゆがいない日は、こればっか作るから、上手になった」 ハル… 疑ってごめん。 それから、髪も乾かさずに、食卓についた。 ハルの卵焼きは、形は自慢したほど上手でなく、パサパサで固かったけど…美味しかった。 「卵焼き、美味しい!全部食べていい?」 幸せな時間だった。