「鍵あんだから、勝手に開けて入ってこいよ」 ハルはそう言ったけど、中に誰かがいるかもと不安になった。 駐車場に車が止まっている日は、いつもインターホンを押した。 「ハル、早かったんだね。すぐご飯つくるからね」 よかった。誰も来てない。 あの日から、私はハルを疑ってばかりいる。 嫌な自分が…いるんだ。 「先、風呂はいるわ」 ハルがそう言って、脱衣場に入った。 私は、買い物袋から食材を取りだし… なんかさみしいって、 すごくむなしいって…思う。