変わらない想い



「早く、ハルと一緒に住みたいなぁ」

帰りの車の中で、私が言った。その後ハルは、絶対無理じゃんとか、あゆのおやじさんが許してくれるわけないとか、そんな話をした。

私は、すごく悲しくなってしばらくその後、黙ってしまった。ハルはそんな私の様子に少し戸惑った様子で、落ち着かない様子に見えた。


しばらくふたり、黙ったまま帰りの車の中。少し、気まずい。



「公団…」

ハルが話し始めた。


「公団?」