「なんで?会えなくなったのに、ハルの声は毎日聞きたい。そんなの絶対、不安になる。1分でもいいから…かけてきて」
私は、そう口にして涙がこぼれた。
「わかるけど、もうお互いわかりあってんだし、毎日する必要ないだろ。…俺も仕事で疲れてるし、なんも考えないでゆっくりしたい日もある」
「嫌だ。それだけは。ハル」
わがままなのはわかってる。でも、今まで毎日だったのに急に週に二、三回なんて…さみしすぎるよ。
「ごめん。そうさせて。あゆと別れるわけじゃなし、電話が毎日じゃなくても、全然問題ないだろ」
ハルがため息をついた声が聞こえた。
ハルの表情を想像すると、私は受け入れるしかない。
「…わかった。我慢する」
涙がとまらなった。
思わず鼻をすすってしまう。
そう答えてしまって、これからの事が、どんどん不安になる。
「泣かなくてもいいじゃん」
ハルは困っている様子は、声を聞くとわかる。
私は、ハルの事がこんなに好き。
ハルを困らせたくない。
私が日曜日休みだったら、いつまでも
ハルは、私のそばにいてくれたのかな…


