別れはいきなりだった。

「「檸檬って嫌じゃない?」」
璃奈、栞子が言ってきた。

私は檸檬が好きだった。

「全然。いやじゃないよ!」

あぁ、言ってしまった。

この日から私と檸檬は、二人でいるようになった。

楽だった。
サバサバしている檸檬は、私と相性が良かった。