不良系男子×ビビリ系女子

うう、やっぱ怖いよ。


「俺、兄貴が元ヤンでさ、地元のヤンキーに目つけられてんの....怖がらせたなら。ごめん。」

えっ。

「あっ、あのねっ!
この前運んでくれてありがとう。」

言えた。
勇気出したよ私!

「え?ああ。いいよいいよ。」


なんか思ったより怖い人じゃないのかな?

「じゃ、帰りますか。送るよ。」
「えっ...」
「あ、やだ?ごめん。」

気まずそうな笑顔を向けられる。
え?この人ってこんな顔するの!?


「ううん、嬉しい。ありがとう。」
「へへっ、よかった!」

もしかしたら、偏見なのかな?
そうだとしたら、ひどいことしちゃったな...