不良系男子×ビビリ系女子

「ふ、不良くん!?」

「なんだそれ。」


やばい、機嫌を損ねてしまった!
このままじゃ天使たちが危ない!(妄想)

「お前も猫好きなのか。」
「う、うん...」


しゃがみ込むと、私と同じ猫缶をポケットから出す。

「あ、同じ...」

「お。これ美味そうに食べるよな。」
「う、うん...」

子供みたいな笑顔を向けられる。


あれ?あの時より怖くない...

今なら言える!!


「あっ、あのっ!」
「あ?」
「ひいぃっ」


3歩後ずさりしてしまう。

「...俺が怖いか?」
「えっ?」


むっ、といじけるような表情を向けられ困惑する。

「こ、怖いです。」
「どこが?」
「け....ケンカするところ...とか?」

「それは売ってくる方が悪い!」
「はいその通りです!」