不良系男子×ビビリ系女子


「えー今日は、急な職員会議のため、午前授業になる。」

うぇぇぇい。と、教室が歓喜に沸く。


「こ、これがスト権スト?」
「馬鹿言うな。」
すかさず隣から美菜がつっこむ。


「そうだぞ小田!
それ覚えてても試験に出ねぇぞー
無駄な知識入れんなー」


先生にも聞こえていたとは。

「ううっ...はーい。」


そんな風に返事をしながらも

私は午後どうやって過ごすか考えていた。



結局答えは。



「猫缶とビスケットと...
ふふっ、喜んでくれるかな?」


私は、猫の溜まり場になっているマル秘スポットへ向かう。

到着すると、天使たちが私に群がってくる。


「きゃぁー!まっててね、今ご飯とかあげましゅからねぇー」


猫缶をやっとの思いで開け、
猫達に与える。


「はぁー、どうしてそんなにかわいいんでちゅかー?
いいこいいこしてあげましゅねー」



「おい。」
「はいっ!」

反射的に返事をする。
後ろを振り向くと、そこには...