「あ、あの…そういうことってさあ。」


語尾が小さくなりつつ話し始めると拓真は重ねるように言った。


「好き、ってことだ。悪かったなストレートな告白出来ねえで!度胸なんかねえよ!」


やや自虐的になっている拓真は、学校のモテ男とは思えないテンパり具合だった。そのギャップに笑いを堪えられずにいた。


「ふふふ、いや、嬉しいです。ありがとう。」