「そんなん俺のセリフだわ!」
そんな風に思ってくれてたんだ…

「ゔ〜」

「今度はなんで泣いてんだよ!」

「だって、だって嬉しいんだもん!」
ふわっ
この匂い…
甘いはちみつの飴玉
海斗はいつもその匂いを身にまとっていた
その匂いがするたび、いつも思っていた
海斗も甘い味がするのかなぁ…

「んっ!!」
これって…
これってキス?
だよね?
「んー!」

「ん?」