私を可愛くして下さいっ!




なんでこんなに遥先輩は優しいんだろう…



「うん、待ってるから。」



月明かりに照らされた遥先輩の顔はいつもより一層綺麗に見えて、思わず見入ってしまった。



「じゃあ、行くね。おやすみ。」



と言って遥先輩は車に乗ろうとした。



「あっ!あの!今日は、ありがとうございました!!!」



「うん、またね。」



といつもの爽やかな笑顔で言って、そのまま来た道を戻っていってしまった。